2015年1月3日土曜日

双峰挿雲 西湖十景 ★


どうやら昔から西湖の東側、今の中心部が開けるあたりは庶民が住み、西の山の麓は貴族や文化人が住んでいたようである。その様子が分かるように、「曲院風荷(曲院风荷)」 から西に進むと徐々に落ち着いた住宅地と水の音が気持ちの良い美しい川が流れている。

特に「赵公堤路」と呼ばれる通りは、日本の長い歴史を持つ神社の参道のような整った空気を持っており、非常に清清しく散策を楽しめる。こちらに来ると殆ど観光客の団体がいないために、騒々しさからも解放されることになる。

⑦「双峰挿雲(双峰插云)」(そうほうそううん 、shuāng fēng chā yún)
西湖の西に位置する霊隠路の中ほどに位置する「洪春橋」から、西湖の西方にそびえる仏教の名山である南高峰と北高峰を眺める風景のことを指す。現在は残っていないが、両峰には当時塔が建っており、そこに雲が立ちこめると峰が雲に刺さっているように見えたという。

確かに今はここから見える風景は消えてしまったかも知れないが、それでもここが西湖十景に数えられているからこそ、ここまで来る間に目にした美しい風景に出会えたのだと、自分達を納得させて近くのバス停よりバスに乗り込み山の上にある次なる目的地を目指すことにする。

西湖十景















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