2014年6月4日水曜日

ため息の橋(Bridge of Sighs) 1614 ★★



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所在地  ヴェネツィア(Venezia)
竣工   1614
機能   橋
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ドゥカーレ宮殿を海沿いに東に進むと大きな太鼓橋を渡ることになる。その橋の上で左、つまり陸側を眺めると、この入り組んだ迷路の様なベニスにしては珍しく、長く視界の通った運河が延びている。

その視線を受けるが、白い大理石でできた橋。橋といってもその上に人が見えるのではなく、橋自体が内部空間をもった通路の様になっている。これがベニスの観光地としても有名な「ため息の橋(Bridge of Sighs)」で、ドゥカーレ宮殿とその後ろの控える牢獄を結んでいる橋である。

牢に投獄される囚人がこの橋を通る時に、外を眺めるのが最後に見るベニスの景色であり、その時に囚人がつくため息からこの橋の名前が付いたとされているが、これが日本のどこかの都市なら、「ホントかね」となりそうだが、ベニスなら信じてしまいそうになるのがまた不思議である。





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