2014年2月4日火曜日

倭文神社(しとりじんじゃ) 不詳 ★★



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所在地 鳥取県東伯郡湯梨浜町大字宮内
主祭神 健葉槌命(たけはづちのみこと)
様式  流造
社格  式内社(小)、伯耆国一宮、旧国幣小社
創建  不詳
別名 一宮さん
機能  寺社
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寒い。とにかく寒い。ここにきて本格的な日本海の冬の厳しさを見に沁みて理解し始める。雲の流れに沿って、時折暗くなり、雪も強くなり、風も強さを変えて身体にぶつかってくる。車を走らせるのも非常に悪い視界の中、前を走る車のテールランプを頼りに進み、一度車から外に出ると一瞬で体温を奪われる外気温。

何度も心が折れそうになり、一刻も早く宿泊先の宿に向かった方がいいのでは?と不安になりながらも、「いやいや、ここまで来て重要な神域を訪れずに帰るのは忍びない」という気持ちで何とか残り少ない訪問地に向かう事にする。

倉吉の市街地から離れ、徐々に海に近づいているのが打ち寄せる風の強さで分かる様になってくる。周囲に行きかう車の数も減ってきて、悪い視界の中ナビだけを頼りに少しずつ小高い山に向けて登っていくと到着するのがこの倭文神社(しとりじんじゃ) 。

御冠山(みかんむりやま)の中腹に鎮座するこの神社は、伯耆国一宮。周辺環境を見てみても、かなり神域性の高い神社であるのが見て取れる。神門前の駐車場に車を停めて、余りの寒さに「参道が長くなく、境内も簡単に見て回る神社でありますように」と願いながら傘を片手に神門をくぐる。

写真では分からないが相当強く振っている雪と相当下がってきている気温。それでも境内は一応ぐるりと回っておこうと本殿後ろに回ると、茂っている木々の葉っぱで雪が遮られ、少しだけ気持ちが休まるが、気を緩めると葉っぱに溜まった雪が「ドボッ」と落ちてくるのを注意しながら逃げるように車へと戻る事にする。


















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