2013年6月11日火曜日

戸隠神社 中社(ちゅうしゃ) 1087 ★★★


奥社の相殿として宝光社と同時期に現在の場所に創建されたのが1087年というから、こちらも優に1000年近くこの場所で歴史を見つめてきたことになる。

その事実がしっかりと分かるような親密な空間が漂う境内。そこには、樹齢700年を超えるご神木があり、その幹の太さからもここで過ごされた年月を感じ取ることができる。

現在の戸隠神社の中心をなす神社だけあって、観光客へのアクセスも非常によく、境内前も観光客のためのお店がよく整備されており、参拝した日も多くの観光客で賑わっていた。

一の鳥居からまっすぐ拝殿に向かうには急な男坂を。それが厳しい人には左側に緩やかな女坂。東京の湯島天神を思い出すその急勾配。男坂に向かう横には、天然記念物に指定されている樹齢約900年といわれるの三本杉があり、しっかり触れてそのエネルギーを吸収してから坂を登る。

息も切れ切れで坂を上りきると迎えてくれるのは珍しい2対の狛犬。その正面に位置する社殿はなかなかの面構えで圧倒される。雨水処理のための石が階段脇に置かれ、社殿をぐるりとまわりこむと、後ろの山から流れ出す滝が祭られている。ここから流れる水が境内をぐるりとめぐり、その音とともに何とも清清しい空気を作り出す。

何時間でもここで佇んでいたくなる様ななんとも清清しい空気に後ろ髪を引かれながらも残りの2社を目指して山を降りることにする。


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所在地  長野県長野市戸隠
主祭神 天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)
社格  国幣小社
創建   1087
機能   寺社
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