2012年12月16日日曜日

1年後よりも20年後を

今日の総選挙で、幼馴染が国会議員となった。目の前の景気より、この国の未来を描く様な活動をして欲しいと切に願う。

なかなかでない当確の情報にドキドキしながら思う。同級生の国会議員誕生という非日常な事象によって、恐らく多くの同級生にも自己ドラマタイズの誘惑が襲っているのだろうと。

10年で200兆円というとんでもない数字に、「これで内の会社だけは安心だ・・・」と心をなでおろしているであろう多くの人と共に、「これで地元にも何かしらの影響が・・・」、「それが自分の生活にも良い影響を・・・」なんて大昔の政治と地元の関係を想起してしまうほど閉塞感に苛まれる現在の日本。それはどうしても心の中で急遽訪れた非日常に依拠してしまうだろうが、しかし本当に必要なのは、個人としてより自らを磨くことであり、それが彼に更に良い刺激を与えること。

民意を忘れたつまらない国会議員にならないように、寂れた地方都市の中心街の風景を忘れないように、同級生の自分たちがしっかりとしたアンカーになること。そしてしっかりした同級生の輪を作りながら、強い地元がより強い政治家としての彼の礎となり、それが国の礎となることを願う。

当選したがまだ何も成し遂げてはないわけであり、それを育てるのもまた自分たち。そして自分たちが、彼の本当の力になれるもはこれからだと心に思う。

1年後の生活よりも、20年後を日本の姿をしっかりと我々に見せて欲しいと願う。

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