2004年11月9日火曜日

「BROTHER」 北野武 2001 ★★
















武の映画だけあって、脚本はもの至極単純である。しかし間がいい。そういえば、映画中の武も凄く言葉数が少ない。それは間をつくるための沈黙であるかのように。

ヤクザの山本が日本に居れなくなり、アメリカにいる弟を頼りロサンゼルスに渡る。弟の真木蔵人が営む麻薬の売買のいざこざに突如武が現れ、冷たく圧倒的な暴力で組を拡大していく。最後はそのやりすぎからマフィアに壊滅させられるのだが、面白いのはアメリカでもヤクザをし、義理人情であるということ。アメリカ人にもそれを押し付けることだ。彼らは指をつめ、武を兄貴と呼び、あのヤクザスーツを着る。なんともカッコ悪い。

それ以外には真木蔵人が意外と英語が旨いくらいしか印象が無い。

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ヤクザの抗争の最中、組を追われ、ロサンゼルスに留学している弟・ケンを頼って渡米した山本。ケンは、黒人デニーたちとヤクの売人をしていた。そんな彼らが起こしたひとつの事件が、縄張り抗争に発展。ヒスパニックのチンピラからチャイニーズ、イタリアン・マフィアをも巻き込んだ、絶体絶命の戦争が始まった……。
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キャスト: ビートたけし、オマー・エップス、真木蔵人、加藤雅也、大杉漣、寺島進、石橋凌、ロイヤル・ワトキンズ、ロンバルド・ボイヤー、タティアナ・M・アリ、ジェームズ繁田、渡哲也
監督: 北野武
プロデューサー: 森昌行、ジェレミー・卜ーマス、吉田多喜男、ピーター・ワトソン
脚本: 北野武
撮影: 柳島克己
照明: 高尾齋
美術: 磯田典宏
録音: 堀内戦治
編集: 太田義則、北野武
音楽: 久石譲
衣装デザイン: 山本耀司
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