2006年10月24日火曜日

Less Is More


シカゴといえばミース。
ミースといえば[Less is More]

近代高層建築の発祥の地シカゴで、明日から「ボックスの外へ」と題された国際建築会議が開催される。ミースの言葉と「ファンズワース邸」や「レイク・ショア・ドライブ」に代表されるように、近代建築が目指した装飾を削ぎ落とした洗練。その先に行き着いた触れただけで切れそうな箱型のスカイライン。

20世紀に振り切れた高層建築というタイポロジーの振り子が、現代における技術の発展を想像力を持って、これからどのような振り返しが期待できるのか?という主旨のシンポジウムな訳である。世界中からザハ・ハディドやダニエル・リベスキンドなどのそうそうたる顔ぶれにまじり、我々もカナダのトロントのタワー案をプレゼンするために招待され、冬が目の前に迫るシカゴにいる訳だが、それにしても寒い・・・

ミースのみならず、ライト、SOM、サーリネン、マーフィー・ヤーン、クールハース等々とシカゴは近代から現代建築の都市美術館みたいなもので、シンポジウムありの二日間という過酷なスケジュールの中、どのルートがベストかを考えているだけで眠れない・・・

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